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会長提言(スローガン)
会長提言(スローガン)
『伝えよう この想い 信じよう この仲間 さあ、やろう!明るく、元気にWe Serve!』

2025~2026 第68代会長
中村 純一

▶運営方針
笑顔あふれる集いを作り、友愛の精神で地域を潤す
私たちの故郷は長い歴史を持ち、自然環境、豊かな地域です。母なる川である遠賀川は古事記・日本書紀の中にも見えます。当地には弥生時代の遺跡もあり、古代より社会生活を営むに適した地域でした。そして人々は時代の変化に対応し逞しく生き抜いて参りました。中でも直方は、近世より城下町として発展、廃藩、長崎街道の経路変更による宿場町的な再興。近代に至り石炭産業の繁栄、それに伴う鉄工業の伸展、そしてエネルギー革命と翻弄されました。しかし外部からの極めて重大な社会的影響を受けつつも、不死鳥の如く立ち上がり、今なお産業技術の集積と各種商業を基盤とした県北の中核都市としてのゆるぎない地位を占めています。この様な変遷を体現してきた地方都市は全国的にみても極めて稀有です。これは決して偶然の産物ではありません。これらの原動力は地域住民の先見性、知性、公民意識の高さです。つまり、ライオニズムの精神と共通するものが、実は我々の先人の中にも存在していたと言えます。私は68年間、継続してライオニズムに邁進された先輩諸氏の想いを継承するとともにその中にある郷土人としての誇りも受け継ぎたいと考えます。
さて、当クラブの奉仕活動は年々高度化し、地域社会に果たす役割は従来のボランティア的なものに留まらず公的な要素を担う様に変化しています。これらの奉仕活動を継続的に発展させ、より貢献するためには、我々自身の資質とクラブ運営の向上が必要です。そのためには、先輩ライオンからの指導、キャビネット及び他クラブとの交流は大いに役立つものと考えます。更に地域や事業規模に相応しい会員数も必要です。また国際的な視野を広げるためにも台北市東北獅子會等との交流も大切になるでしょう。
グローバルな奉仕活動においては、献血活動への協力、小児がんの子供たちの支援活動は疾病をお持ちの方々や家族の支援のみならず、多方面で共助の精神を喚起させています。特に献血では若年層への浸透を更に図りたいものです。
ローカルな奉仕活動においては引き続き、環境を美化し高齢者との交流を行い、青少年育成事業に取り組みます。さらには教育現場においても我々が貢献できる分野はないか模索して参ります。どの活動においても、単年度で成果が出るものではありません。継続的な関わりが必要と考えます。これらの活動を地域の方々に、分かりやすく、SNS等を用いて周知することは、我々の活動の浸透、更には会員拡大等、組織強化にも繋がると考えます。
私たちの活動を継続的に実りある物にして社会課題の解決や安心して住める地域社会の実現の為には、楽しく関われる集いと仲間が必要です。皆で笑顔あふれる集いを作り、同志を募り、友愛の精神で地域を潤して参りましょう。
皆様のご支援と連帯を切に望みます。何卒宜しくお願い申し上げます。