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L.有吉 慶祐▶Q-SAN 九酸・直方ガス企業グループ

L.有吉のことはずいぶん前から知っている。なんと僕が小学生の頃に一緒に土手をサイクリングしている写真があったりもするのだ。これは親父同士、おふくろ同士が青年会議所を通じて仲良くなったからなんだよな。まあ校区が違うので普段は遊ぶことがなかったのだけどさ。実際には社会人になって紹介会員として彼をJCに招き入れたあたりからまた仲良くなったって感じかな。
そんな有吉ライオンも今では九酸・直方ガス企業グループの社長である。一体どのような仕事をしているのか興味深い。おしごと探訪のデータを送ってくれたのをきっかけに森本副委員長と会社を訪問させていただいた。強烈な日差しが照り付ける梅雨明け7月半ばのことである。

会社

笑顔で部屋に招き入れてくれた有吉ライオンに、この部屋はカルチャー教室を行うようだがグループとしての体系は?と聞いてみる。早速スタートだ。
まず、大小合わせて11の会社から成り立ち、生活・産業・医療介護の大きく3つの部門に分かれている。生活ではエネルギーともいえるが、特にガス関連で都市ガスにプロパンに高圧ガスも取り扱っているそうだ。一般の方にはわかりづらいと思うが、そんな総合的なガス会社はたぶん日本にないのではなかろうか。どれかひとつだけでも十分忙しいし生計は成り立つはずである。同様にエネルギーくくりで電気も取り扱う。
産業では溶接機など産業機材の供給だ。もちろんもっと広がりはあるけどさ。
医療関係では介護のレンタルなどが中心かな。関連で住宅のリフォームや不動産関係も取り扱う。

対談

つまりガスを基軸に様々な関連産業及び生活環境全般に携わる総合組織だったのだ。管理するにせよ統括するにせよ大変な労力と苦難があったと思うが、ここまで成すとはすごい!

人物

参考までに家を継ごうと思った時期を聞いてみた。なんとおやじさんと継ぐ話はしたことがないそうだ!ただ東京大学最終年度で銀行の内定を貰ったのだが、有吉 威ライオンであるおやじさんからの「銀行は止めとけ!」との一言で、将来を期待されているのだと実感し戻る覚悟を決めたそうだ。でも外の飯を食う勉強も必要なので不動産会社に就職する。初期のころは現在からは想像できないC評価に苦悩!それでも7年間勤めあげ、退社前には高評価も得たそうだ。
その後直方に戻り、おやじさんの代わりにお客さんを訪問したり現場なども経験しながら今に至る。

人物

直方ガス自体は炭鉱スタートで、酸素部門や高圧部門など現在の中心となるきっかけはあったそうだ。創業は(正確には不明のため)明確にわかる高圧事業開始時の昭和14年としており、昨年創業80年の老舗である。
そんな歴史ある企業のトップとして毎日忙しくしている有吉ライオンは、ある時たまには嫁を喜ばせようと一緒に高知県に行ったそうな。で、空港に着くと電話が鳴った。はあ?ガスが200件ほど供給停止!マジか!速攻で奥さんを一人高知に残し、なんの観光もせず、急いで直方に戻る有吉ライオンなのである。慣れんことするけやぞ笑笑
でも責任感ある彼らしいエピソードだな。ちと笑えるけど。

人物

最後に今頑張っていることとして、直方再生整備という事業を挙げた。これは直方市のグランドデザインにつながると思うのだが、現在の直方のままでは空き家と駐車場ばかりのまちになるのではないかという点を危惧しており、中心市街地を核に再整備を考えていこうとしていたのだ。さすがである。目の付け所がワイドである。11の会社を切り盛りするリーダーだけのことはある。
その話の締めが「空地・空き家で売る人がいたらしょうかいしてくださ~い!」ってなんやねん笑笑

人物

まあ陽気で愉快な後輩である。東大出のお調子もんでやるときゃやるけどボケまくる。こういう社長こそが令和の不透明な時代を切り拓くのかもしれんな。有吉ライオン率いる九酸・直方ガス企業グループは可能性のかたまりだぞ、実際。

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